JA信州諏訪は2024年、合併20周年の節目を迎え10月25日、記念パンフレット「JA信州諏訪20年の歩み」が、完成した。20周年記念の統一的取組みの一環。11月上旬に組合員全戸に届け、各JA施設でも配布する。組合員・地域住民に感謝を伝え、20年間を振り返る一冊ができあがった。
JAは2004年4月に「JA諏訪みどり」と「JA諏訪湖」が合併して誕生。今日まで農業・JAを取り巻く環境は目まぐるしく変化し続けてきた。
2004~2013年は、支所やJAファーム、夢マーケット店など各施設を毎年更新。JA子会社「オートパル信州諏訪」「あぐりクリエイト信州諏訪」を発足した。2016年の改正農協法施行を受け、独自の「JA自己改革」を掲げて営農関連の各種支援事業を強化。ハウス建設資金の補助「がんばる農家応援事業Ⅰ・Ⅱ」、JAで指定した農業資材等の購入費用の補助「農業振興サポート事業」など10事業を展開。2016年以前と合わせ20年間で組合員に総額7億2千万円を支援。その他にも各取組みをまとめた「JA自己改革チラシ」の発行、組合員に進捗状況に関するアンケートの実施など着実に「JA自己改革」を進めてきた。
パンフレットはA4仕上がり8面カラーの観音見開きで、1万8000部製作。1年ごと、その年を代表するJAのできごとを写真や年表形式で説明。また、同時期の社会のできごとも加えた。さらに、JAが力を入れている小学生の稲作支援や食農教育など地域が農業への理解を深める「協同活動」、「花育活動」、「地域貢献活動」のようすを紹介。合併の経過や各種支援事業と支援額の詳細も掲載している。
20周年記念の統一的取組みでは、全役職員投票による統一ロゴ、オリジナルポスターを製作。預入金額に応じてA・コープ商品やまごころ商品券がもらえる定期貯金や農業祭各会場で「20周年特別企画」を実施した。
小平淳組合長は「関係するすべての皆様のご支援のおかげでJA発足20年を迎えることができ、心から感謝している。2024年は金融店舗統合による業務改善を進めた。2025年は営農経済事業の収支改善に本格的に着手し、将来にわたって持続可能な経営基盤を確立していく」と決意を新たにした。