地域の絆と女性部活性化へ/JA大北女性部、研修会と支部交流会を開催

JA大北
各支部の展示作品を見学する部員(長野県大町市で)
各支部の展示作品を見学する部員(長野県大町市で)

JA大北女性部は10月17日、大町市のJA本所会館で女性部全役員研修会および支部交流会を開催し、各支部の役員やJA役職員ら約50人が参加した。多岐にわたる活動や展示作品を通じて、支部間の交流を深めた。
研修会当日、参加者はJA女性組織綱領とJA女性組織5原則を唱和し、その理念を再確認。会に先立ち、同女性部の降旗貞子部長は「今年度はJAしみずやJAあづみの女性部との交流がありましたが、他のJAとの交流を深めることも大事です。また、当JA女性部の各支部の活動も把握する必要があります。女性部の活動に積極的に関わり、その楽しさを実感してもらいたい」と呼びかけた。来賓の武井宏文組合長は、「地域活性化の実現には女性部活動が最も大切である。これからの活動に期待している」と話した。
支部交流会では、今回初めての試みとして1分間スピーチで各支部の特徴的な活動を紹介。各支部の代表がステージに立ち、自分たちの取り組みや成果を語った。活動内容は多岐にわたり、参加者は興味深く耳を傾けた。牛乳パックを再利用したトレー作り、ふくしバレーを通じた支部交流、スマートフォン教室、地域住民との健康教室、ぼかし肥料作り、リース作り、ボッチャと脳トレ、地域探訪ウォーキング、JA役職員との井戸端会議、絵手紙教室など、各支部の創意工夫が光った。
また、研修会では「野菜づくりのコツと裏ワザ」というテーマで講演が行われ、講師には一般社団法人農山漁村文化協会関東甲信越支部の石山桃子支部長補佐が登壇。農文協が出版している『現代農業』から、農作業の工夫事例を紹介し、チューインガムでモグラを駆除する方法や焼き肉のタレがカメムシの忌避剤として有効なことを説明。石山支部長補佐は「今回お伝えしきれなかったことは本に書いてあるので、日々の農作業に活かしてほしい」と述べ、参加者は興味津々に耳を傾けた。

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