いよいよ「サンふじ」登場 出荷にむけて規格を統一

JA松本ハイランド
見本のリンゴを手に取り出荷規格を確認する生産者
見本のリンゴを手に取り出荷規格を確認する生産者

JA松本ハイランドりんご部会は10月24日から28日にかけて、管内9会場で同JAの主力品目の一つである「サンふじ」を中心とした晩生種りんごの目揃会を開いた。今年は雨が少なかったことから甘みがのり、例年通り高品質な仕上がりとなっている。
10月24日、松本市今井にある今井果実共選所で行った目揃会には、生産者約120人が出席。全農長野と同JAの販売担当者が販売情勢を報告した。今年は猛暑により全国的に果樹全体の出荷数量が少なく、市場からの引き合いも強いことから、積極的な出荷を呼びかけた。また、果実指導員が見本のりんごを使いながら、大きさや熟度、着色など12項目の出荷規格について説明。今後は熟度、着色に注意しながら、適期を逃さず収穫をすすめていくことを確認した。
同部会の倉橋芳文支部長は「暑い夏を乗り越えていよいよふじの出荷が始まる。県外市場では当JA産のりんごを高く評価いただく声が多く届いているので最後の出荷まで頑張ってもらいたい」と話した。上條滿常務理事は「生産環境が一層厳しくなる中、気候変動に対応しながら出荷をいただいていることに感謝。生産者の苦労が身を結ぶよう一体となって販売に努めていきたい」と意気込んだ。
同JAでは11月中旬をピークに16万5000ケース(1ケース10キロ)を、地元をはじめ、大阪や名古屋、九州の市場を中心に出荷する計画だ。

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