JA松本ハイランド青年部今井支部は10月22日、今井保育園の園児と絵入りリンゴの収穫を行った。この活動は果樹栽培が盛んな今井地区に住む子どもたちに、地元の農業に親しみを持ってもらおうと取り組んでいるもので、今年で3年目をむかえた。9月上旬に、部員のほ場で育った着色前のリンゴに絵や文字を描いたシールを貼りつける作業を行い、リンゴの色づきを待って収穫した。
当日は年長・年中園児約40人が、同部員7人と収穫を体験。部員から「リンゴをとるときには下に引っ張らず、優しくリンゴのお尻を上に持ち上げるようにしてとろう」などと収穫のコツを教わったのち、収穫を開始。園児たちは「ここにあったよ」と声掛けをしながら自分がシールを貼ったリンゴを探し当て、ていねいに木からもぎとった。赤く色づいた実からシールをはがすと、絵や文字が白くくっきりと浮かび上がり、園児たちは「きれいにできたよ」「自分の名前を書いたんだ」と絵入りリンゴを見せ合いながら完成を喜んだ。
同支部の川上剛支部長は「楽しそうに収穫してくれてよかった。収穫したり地域の農産物を味わうことで、食べ物や食べ物が作られる過程に興味を持ってくれたら嬉しい」と願いを込め、同園の天見恵理子園長は「優しく子どもたちを見守っていただけてありがたい。この活動を通して、生まれ育ったこの地域を好きになってほしい」と話した。