旬の食材で郷土の料理を学ぶ 山形小学校料理クラブ最終講座

JA松本ハイランド
瀬川さんと五平餅を焼く児童
瀬川さんと五平餅を焼く児童

JA松本ハイランド女性部山形支部は10月24日、山形村立山形小学校のクラブ活動「わくわくクラブ料理教室」で調理の指導を行った。5,6年生の児童19人が参加し、新米を使った伝統食の五平餅を作った。
同支部では食育活動の一環として2011年から毎年、地元農産物を使用し料理の指導を行っている。今年は年5回を計画。最終講座の今回は、新米を使い「いちっ!にっ!さんっ!よんっ!五平もちっ!」と題した簡単に作れる五平餅を焼きあげた。
つくり方は、家の光協会の雑誌「ちゃぐりん」に掲載されたレシピを参考に、あたたかいご飯を粒が少し残るくらいに、すりこ木で潰し、割りばしに包むように小判型にする。その後、みそ、みりん、ごまを混ぜたみそだれをぬりエーコープマーク品のこめ油で両面を焼いて完成。児童は5つの班に分かれ、同部員やJA職員ら5人のサポートを受け調理を進めた。完成した五平餅をお皿に盛り付けると香ばしい匂いとその出来栄えに大きな歓声が上がった。
児童は「割りばしに米を包むのが楽しかった。簡単に作れたので、家族にも作ってあげたい。とても楽しいクラブ活動だったので、来年も同級生と参加したい」と笑顔で話した。部員の瀬川和枝さんは「山形村の旬の食材に触れ、興味を持ってもらえて嬉しい。今後も食事を通して健康な体や心を作ることの大切さを伝えていきたい」と願いを込めた。

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