JAみなみ信州青年部鼎支部と飯田商工会議所青年部鼎支部などでつくる「夢かなえ隊」は10日、飯田市鼎の5アールの水田で同市の鼎小学校5年生119人ともち米「マンゲツモチ」を収穫した。
同隊は地域の活性化を目指し次世代を担う子どもたちに農や食の大切さを伝える食育活動を行っている。
この日はメンバー4人のほか農業振興会議会員2人、同JA職員2人も協力した。同隊の木下周次代表(59)が作業の手順や鎌の安全な持ち方を説明。児童は班ごとに分かれて分担して作業。刈った稲をひもでしばりはざにかけていった。およそ1時間ほどで全ての稲を刈り終えた。
平井萌夏さん(11)は「初めての稲刈りで、最初は難しかったが慣れてきたらスムーズにできた。自分たちで育てたお米はどんな味がするか楽しみ」と笑顔で話した。
木下代表は「稲のにおいや鎌で刈った音、米の重みなど感じ、米づくりを通じて食べものや農業の大切さを知ってもらいたい」と話した。