米作りの楽しさと苦労を感じて 青壮年部が小学生を支援

JAグリーン長野
松代支部員が稲の刈り方を伝授(長野県長野市松代町、10月18日)
松代支部員が稲の刈り方を伝授(長野県長野市松代町、10月18日)

JAグリーン長野青壮年部は、地元小学校の依頼に基づき、5年生の「米作り」を支援している。10月中、塩崎小学校(長野市篠ノ井)で同部塩崎支部が、豊栄小学校と東条小学校(同市松代町)で、それぞれに「稲刈り」「脱穀」作業が行われ、部員が鎌の扱い方や稲刈りの方法を指導し、脱穀作業をサポートした。
松代支部では18日、青壮年部員3人とJA職員が豊栄小学校の「稲刈り」を支援。児童11人と担任、保護者も加わって、「風さやか」の稲を刈り取った。青壮年部員が鎌の使い方や稲束の結び方などを指導したのち、さっそく作業。児童数が少ないため、作業が時間内に終わらないと懸念していたが、参加者全員が力を合わせ、黙々と手早く稲を刈りすすめたことから、順調に進行し、予定通りに作業が終了。児童は「大変だったけれど、楽しかった」「縛るのが大変だった」と口々に感想を寄せた。
塩崎支部では、15日に稲刈りと脱穀作業を行った。児童は、田植えや稲刈り作業のほか、畦草刈りなど管理作業など一連の作業も経験。荒井洋一郎支部長は「農業の楽しさだけでなく苦労も感じて、大切にお米を食べてもらえれば良い」と話した。
青壮年部では、農業への理解醸成に向けて、引き続き食農教育に取り組んでいく考えだ。

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