JAあづみと(株)長野エーコープサプライは20日、安曇野市豊科のJAあづみ虹のホールとよしなで人形やぬいぐるみを供養する「人形供養祭」を開いた。
組合員や地域住民300世帯から約6300体の人形が持ち込まれ、最後の別れを惜しんだ。
同JAでは、長年親しみ大切にしてきた思い出の品を供養し、見送る場を提供するため毎年行っている。
祭壇には、雛人形や日本人形、アニメキャラクターなどのぬいぐるみが積み上げられ、同市豊科の日光寺の住職による読経のなか、参列者は焼香をして、人形との思い出を胸に手を合わせていた。
相馬和揮衛常務理事は「多くの時間をともに過ごしてきた大切な品をしっかりと供養させていただく。JAの葬祭事業が地域のみなさんのお役に立てるよう多くの声を聞いて運営していきたい」と力を込めた。
来場者は「人形の大小に関わらず顔が見えるよう丁寧に並べていただきありがたい。捨てるには忍びない物もこうした機会があればしっかり見送れるのではありがたい」と感謝を述べた。