JA上伊那は9月28日と10月5日、箕輪町の同JAが管理する園地で梨オーナーの収穫祭を開いた。2日間で29組98人のオーナーとその家族が参加。このうち、5日には12組50人がオーナーとなった樹から梨を収穫した。
梨オーナー制度は同JAが独自で取り組み、20年以上前から続く。今年は高温の影響により日焼け果がみられるものの、交配時の天候に恵まれことで数量は確保できている。
参加者は家族で協力しながら6月8日にオーナーとなった樹から梨を収穫。その場で切って食べるもの、自宅へ持ち帰るもの、贈答として親戚や知人に贈るものに分けながら作業した。
愛知県と三重県から11人で参加した家族の子どもは「楽しい」と言いながら夢中になって梨を収穫。制度が始まった年からオーナーとなっている祖父は「孫まで3代で、みんなこの日を楽しみにしている。これからも続けていきたい」と話した。