グリーンファームカレッジをJA総合力発揮の場に

JA信州うえだ
講師の説明を熱心に聞く参加者
講師の説明を熱心に聞く参加者

JA信州うえだでは、生産資材店舗グリーンファーム中央店を会場として、地域住民を対象にした家庭菜園や園芸に関するテーマを中心に、暮らしを豊かにする知識取得や体験ができる講習会「グリーンファームカレッジ」を年間通して開催している。2015年度から始め、年々参加者数が増えるとともに、要望に応えて講座数も増え、今年度は21の多様な講座を用意した。講師も、同JA営農相談員や営農技術員をはじめとしたJA職員のほか、専門知識を持つ外部講師を招くなど、多彩。管内の気候に合わせた実践的な説明や講座の豊富さが人気で、申込開始数日で満席になる講座も多い。
昨年からは、JAの総合力を生かそうと、「いつまでも農業を続けるための体づくり」や「相続対策」といった講座も開いて、組合員や地域住民の「農」と「くらし」の拠り所を目指している。
9月10日には、「生前贈与の基礎知識~新しい相続時精算課税制度の活用等~」講座を開催し、22名が参加した。講師に、上田市内に事務所を持つ公認会計士の金子剛氏を迎え、制度の概要を分かりやすく解説したほか、生前贈与等の相続に向けたさまざまな準備方法を、例を挙げながら紹介した。
熱心にメモを取って聞いた参加者は、「相続について何かしなければと思っていても、何をしてよいかもわからなかったので、この講座を知ってすぐ申し込んだ。初めて知ることが多く、今後の対策のためにとても役立った」と、話した。
当日は、同JAの相続対策相談を行う「プレミアムサロン」担当職員も参加し、今後の個別のサポート体制もPRした。
今年度の「グリーンファームカレッジ」は、12月まで講座が続く予定で、次年度に向けて参加者や来店者の意見を取り入れながら新たな講座企画に前向きだ。

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