ダリア最需要期 イベント需要高く

JAみなみ信州
最需要期を迎えたダリア
最需要期を迎えたダリア

JAみなみ信州では、ブライダルやイベントシーズンに合わせたダリアの最需要期を迎え、生産者とJAが一丸となって美しいダリアを消費者へ届けている。豊丘村の同JA総合集荷販売センターでは10日、188箱、5,520本のダリアを検品し関東、関西方面の市場へ出荷した。
ミストを活用した暑さ対策など、生産者の努力により夏を乗り越えたダリアは通年出荷する中でもこの時期が最も品質が良い。生産者とJAで市場情勢やニーズを共有し、生産者は最需要期に合わせ早朝からの収穫・荷造り作業を行っている。花き部会ダリア専門部では、200を超える品種の中から、消費者のニーズに応える品種の選定や栽培、さらなる品質向上に向けた栽培検討などを活発に行っている。高品質で他産地に比べてクレームが少なく、年間を通して安定した出荷があり市場からの信頼や期待も高い。
今年度同JAでは前年並みの約3万箱、約90万本(1箱30本)のダリアの出荷を見込んでいる。最需要期は9月~11月のイベントシーズンで、冬場もハウスの加温を行うなど通年栽培を行う。
同JA営農部販売課の松島明完係長は「生産者の皆さんは良いものをつくろうと熱心に栽培している。これからハロウィンもありまだまだダリアの最需要期が続くのでしっかり販売していく。南信州のダリアをしっかり使ってもらい、イベントをより華やかに楽しんでもらいたい」と話した。

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