「はつらつ大学」は10月16日、今年6回目となる講座を松本市のグリンパルで開いた。今回の講座では「生活に役立つお薬の話」と、「防災スリッパづくり」を行い16人が参加。
「生活に役立つお薬の話」では松本薬剤師会 会営村井薬局の吉澤貴代美さんを講師として招き、薬の飲み方や使用期限・保管方法、ジェネリック医薬品、災害時の備えについて講義を受けた。受講者は「錠剤を割って服用したり、飲み合わせが悪い食品やサプリメントと一緒に摂取すると副作用が出てしまう可能性があること」や「災害時に備えて防災バックにお薬手帳と3~7日分の常備薬を入れておくことの重要性」など学びを深めた。
その後は、能登半島沖で発生した災害を踏まえて、「防災スリッパづくり」を行った。参加者は協力しながら新聞紙を折り上げ災害発生時に避難所生活などで役立つ防災スリッパを作り上げた。
受講者は「薬の飲み合わせやお薬手帳の大切さなど、今まで知らなかった薬について深く学ぶことができた。また、災害発生時に慌てないために家に帰ったらすぐに常備薬の準備をしておきたい」と話した。
「はつらつ大学」はJA松本ハイランド夢あわせ大学の学部の一つで、高齢者の生きがいづくりと仲間づくり、学習の場として開講している。毎回工夫を凝らしたさまざまな講座を用意しており、7回目となる次回講座では「特殊詐欺講話」と「身近なペン習字」を予定している。