JAながのは准組合員を対象に親子で参加できる農産物収穫体験を9月下旬に開いた。JAの役割や農業への理解促進と食農教育活動の一環で、今年は6月のたまねぎ、7月のきのこ、8月のプルーンの収穫体験に続く5回目。20代~40代の子育て世代を中心に募集し、47組145人がリンゴの収穫を楽しんだ。
収穫体験は長野市大町の金箱文夫さんの畑で実施し、長野県のオリジナル品種で濃紅色に実った「秋映」を袋一杯に収穫、その場でほお張る子供らも見られ、採れたての秋の味覚を堪能した。
金箱さんは品種の特徴や栽培方法などの説明をした他、2019年に発生した千曲川氾濫から5年を前に、被害に遭った畑の様子や復旧に至るまでの経緯など実体験を交えて話し、親子らは興味深く耳を傾けていた。参加者からは「農業やJAを身近に感じられた、また参加したい」「子供に日頃経験できない収穫体験や農家さんの苦労話が聞けてとても勉強になった。感謝の気持ちで味わいたい」など感想が寄せられた。
同企画管理部の山﨑三成部長は「たくさんの准組合員の皆様に参加をいただき感謝している。食農教育活動をより活性化させたい」と次回開催に意気込んだ。
JAでは参加者から集約した意見や要望をまとめ、今後の事業に反映するなど組合員がより事業へ参加がしやすい環境整備を図っていく他、准組合員とのコミュニケーションをより深めていく企画として今後も定期的に実施していく考えだ。