長芋生産販売拡大に意思結集

JAグリーン長野
市場やJAに向けて意見を述べる生産者
市場やJAに向けて意見を述べる生産者

JAグリーン長野野菜部会根菜専門部は10月11日、「ながいも生産者大会」を、長野市松代町のサンホールマツシロで開催した。生産者37人とJA役職員が参加。長野農業農村支援センター、JA全農長野、地元市場を招き、今年の生産販売方針を共有し、販売拡大に向けて協力を要請するとともに意思結集をはかった。
JA営農販売部販売課担当が、昨年産の販売結果、今年産の重点販売期間と販売方針を説明。昨年産は長期冷蔵保存品の一部について、出荷品の生傷を原因にロスが発生し、販売数量などに影響したことを報告。改めて一次選別の徹底に理解と協力を求め、長期販売に取り組んでいくことを説明した。また、イベント需要が高まる10月末から11月末を重点販売期間に設定し、期間中の積極的な出荷を求めた。市場担当者も積極的な出荷を要請するとともに、「出荷資材・人件費などの生産コストが上がっているなかで、再生産に意欲を持っていただけるようにしていきたい」と話した。
五明博彰根菜専門部長は、「これから農業機械を使う機会も増えるが、1年1年、歳を取る中で扱い方を間違えると大変危険であるので、重々注意していただき、今年も頑張っていただきたい」と呼びかけた。唐木邦敏専務は「苦労されて栽培された品質の良い長芋が、少しでも販売できるよう努力し、高く持続可能な農業につないでまいりたい」と話し、豊作を祈念した。
同専門部では10月下旬に出荷目揃会を開き、本格的な出荷をスタートさせる考えだ。

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