秋冬に向け今年二度目の目揃い アルストロメリア秋の目揃会

JA松本ハイランド
出荷規格を確認する生産者
出荷規格を確認する生産者

JA松本ハイランド花き部会共選部アルストロメリア専門部は10月7日、松本市にある同JA花きセンターにてアルストロメリアの目揃会を開催。部員ら20人が出席し、秋冬の出荷に向けての規格を統一した。
同部会の矢嶋浩幸専門部長はあいさつで「ようやく涼しくなり、アルストロメリアのシーズンとなった。夏とは違った作型になるので、しっかり確認して品質を揃え、市場で評価されるものを出荷していこう」と話した。
目揃会では同JAの営農指導員が夏期とこれからの販売情勢として、盆や彼岸、イベントの需要に加え、高温のため全国で出荷量が不足しており、高品質は当JA産のアルストロメリアを求めて、引き合いが強かったことを報告。また、10月に入り気温が下がったことから、今までは花びらが焼けて劣化してしまうため行えなかった朝の潅水を開始し、日焼け防止のためのカーテンを外し換気をこまめに行うよう呼びかけたほか、箱詰めの際、花がつぶれないように大きいサイズのスリーブを使うことや、水漏れしないよう茎に取り付ける袋はしっかりゴムを結ぶなどの注意点を伝えた。
同JAのアルストロメリアは水揚げや花の管理を工夫し、日持ちが良いことが特徴。一つの株から60~70本の花を収穫し、同じ株を4年間使えるなど省力化が期待でき、生産者も増加傾向にある。現在16人の部員が在籍しており、その中で今年度3人の生産者が新たに仲間に加わった。来年もさらに増える見込みだ。
秋作のアルストロメリアは10月上旬からはじまり、関東や関西方面に出荷。年を通して28,000ケース出荷する予定だ。

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