地元の「農」や「食」について考えて

JAあづみ
多くの来場者で賑わう店内(安曇野市豊科南穂高)
多くの来場者で賑わう店内(安曇野市豊科南穂高)

JAあづみは1日、安曇野市豊科南穂高の大型農産物直売所「安曇野スイス村ハイジの里」を核に~JAあづみ創立60周年記念企画~みんなで国消国産!秋の大収穫祭 直売所へ行こうキャンペーンを始めた。
JAグループが全国的に取り組む「国消国産(国内で消費する食べ物はできるだけ国内で生産する)」について消費者に理解を深め、地元の「農」や「食」の重要性を再認識してもらおうと独自に企画し、2年目の取り組みとなる。
週末を中心に「食」や「農」に関するイベントを同所で開催するほか、期間中は同JA公式SNSを活用した農産物のプレゼント企画や8120円(ハイジ)以上のレシートを集めると抽選で地元の農産物が当たるキャンペーンも同時開催する。11月末まで。
5日、同所でオープニングセレモニー&キックオフイベントを開いた。セレモニーで宮澤清代表理事組合長は「当たり前のように店頭に並び、当たり前のように食べている農産物。この“当たり前”をずっと維持し続けるためにも、安曇野の農産物を満喫するとともに地元の農業や食について考えていただきたい」と挨拶した。
米の消費拡大企画~第1弾~として、同所の商品を2000円以上購入した先着300名限定で新米2合をプレゼントしたほか、新米の重さを当てる「新米目方でドーン」や松本大学松商短期大学生が考案した季節の農産物を使った6種類のおにぎりを振舞うなど、幅広い世代の来場者で賑わった。
店内には、リンゴや梨、ブドウなどの果物のほか、キノコやサツマイモ、大根など実りの秋を彩る食材が並び、カゴいっぱいに買い求める来場者で溢れた。
同市からの来場した主婦(47)は「米が不足するなんて予想もしなかったことが起こってしまった。地域を守ってくださっている農家さんに感謝しながら地元の農産物を買って応援したい」と話した。
営農経済事業部農業企画課の原一道主任は「(案)地元の農や食について改めて考えるきっかけになれば嬉しい」と話した。

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