新たなワイン文化の発信地、ワインテラス御堂が誕生

JA信州うえだ
くす玉を割りオープニングを祝う参加者
くす玉を割りオープニングを祝う参加者

10月3日、東御市は祢津御堂地区に新設した「ワインテラス御堂(みどう)」のオープニングセレモニーを開催した。この施設は「東御市地域産物販売促進施設」として、地域観光の拠点となるビジターセンターの役割を果たす。祢津地域の農産物や御堂地域で収穫し醸造したワインの試飲・販売スペースを備え、地域やワインに関係する人々が交流できるセミナースペースや見晴らしの良いテラスも設けられている。テラスは高台にあり市街地が一望できるほか、八ヶ岳、霧ヶ峰、美ケ原、北アルプスの絶景が広がる。
地元関係者約40人が参加し、木造一部鉄骨造の高床式平屋、面積193.20平方メートルの施設の完成を祝った。花岡利夫市長は「本州最大規模のワインヴィンヤードが当地に誕生した。この施設を観光や地域活性化の拠点として活用したい」とあいさつした。
指定管理者でワイン醸造のカーヴ・ド・ミドウの小山英明代表取締役社長は「ブドウ畑を祢津地区の宝とし、ワインを恒久的な産業・文化として育て地域に貢献していきたい」と抱負を述べた。JA信州うえだは、ワイン用ぶどうの団地化に協力したほか、同JA子会社(有)信州うえだファームも団地内でブドウ栽培をおこなっている。
ワインテラス御堂は10月中旬の営業開始を予定しており、2024年度は土日のみ営業する。

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