生活クラブ長野は9月19日、組合員と生産者の交流を目的とした秋の交流会をJA上伊那管内で行った。同クラブの会員15人が参加。宮田村で稲刈りを体験し昼食をとった後、箕輪町のJA上伊那果実選果場を見学した。
同クラブへはJA上伊那を通じて、米や果実などが出荷されている。交流会は農産物が消費者の手元に届くまでの過程を体験・見学することで農業の楽しさや苦労を学び、農業に対する理解度を深めることを目的に毎年開催している。今回のほかにも田植えやリンゴの摘果、コンニャクづくりなど、年4回行っている。
稲刈りは同クラブへ出荷される減農薬米「信州アルプス米」を栽培している宮田村の圃場で行った。参加者は稲刈り鎌の使い方を教わった後、1列に並んで稲を刈り取った。その後は新米の「信州アルプス米」を使ったおにぎりと豚汁で昼食をとり、箕輪町の同選果場でリンゴが選果される様子を見学した。
約50年振りに鎌を使った稲刈りをしたという参加者は「子どものころは遊び半分で刈っていたが、大人になると農家の苦労や大変さを感じることができた。これからも1粒残さず食べていきたい」と話した。