クラブ活動で女性部が調理の講師

JAみなみ信州
女性部員のサポートで調理をする児童
女性部員のサポートで調理をする児童

JAみなみ信州女性部阿智支部は12日、下伊那郡阿智村の阿智第一小学校のクラブ活動で調理の講師を務めた。同校のクラブ活動は地域のボランティアを講師に迎えており、調理クラブを選択した4年生から6年生の10人が、同支部三役と同女性部員で構成されるエプロンサポーターら5人の指導で地元産の食材をふんだんに使用した「野菜たっぷりナポリタン」を作った。
今年度は全5回のクラブ活動を計画しており、4回目となるこの日は食材に児童が同校の畑で育てたナスやピーマン、大葉などのほか、平谷村の川澄農園代表で同校の理科授業の補助支援を行う川澄直之さんより提供されたフルーツトマトを使用。3班に分かれた児童は講師から包丁の使い方や野菜の切り方などを教わり、講師に質問をしながら真剣な表情で調理を進めた。慣れない包丁の扱い方に苦戦しながらもおよそ1時間で彩り鮮やかなナポリタンを完成させた。
同支部の井原ちさえ支部長は「子どもたちが一生懸命取り組む姿に元気をもらえた。地域の食材を使い楽しく調理し、おいしく食べることで農業や食への関心をより深めてもらえるとうれしい」と話した。
同クラブ長の白澤杏珠さん(11)は「野菜を切るのは難しかったが、皆で協力し上手にできた」と話し、副クラブ長の菊池凜さん(11)は「麺の茹で時間や盛り付けにもこだわり美味しくできた」と笑顔を見せた。

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