JAグリーン長野花き部会トルコギキョウ専門部で、9月下旬、秋の「トルコギキョウ」が出荷の最盛期を迎える。抑制作型は8人の専門部員が9月から11月のブライダル等冠婚葬祭をはじめイベント需要に即し、生産者間でリレーしながら出荷。平年の相場に比べ、単価も高く販売が進み、今後の安定高単価販売に期待が高い。JAでは、一輪でも多い出荷による生産者手取りの向上を目指し、積極的な出荷へ呼びかけを強めている。
同専門部は23日に講習会を開催。生産者8人が出席し、現状の出荷・販売情勢を確認し、出荷規格の注意点をさらった。営農技術員は、生育期の高温により生育が前進していることも含め、各等級にあった枝数と開花輪数で選別すること、特に高温環境時には2.5輪開花時に採花、水揚げ処理で規格の3輪開花につなげるように説明。また、オオタバコガの発生なども多いため、発生が見られた場合の食害蕾の除去や、未然防止の防除の徹底も呼びかけた。生産者の一人は「急に寒くなり気温差が出て来たので健康に留意しながら、良いものを出荷していきたい」と話した。
専門部では25日に全生産者を対象にしたほ場巡回も行い、ほ場の様子や生育状況、課題・改善点を共有し、出荷品の品質統一・向上と栽培技術の向上につなげていく考え。抑制作型は、関東、中京の市場を中心に出荷し、6万本の出荷をめざす。