米個袋初集荷 全量1等米で最高のスタート

JA上伊那
「穀刺し」を刺してサンプル米を取り出す検査員
「穀刺し」を刺してサンプル米を取り出す検査員

JA上伊那管内で主力品目の米の収穫・集荷が最盛期を迎えている。9月12日からは令和6年産米の米個袋の集荷を開始。伊那市美篶の上原倉庫では「コシヒカリ」や「あきたこまち」などを集荷した。また同日は農産物検査員による目揃え会も開かれ、品質の統一を図った。
今年の集荷にあたっては梅雨明けから高温傾向となり、出穂後10日間の日中最高気温の平均が計測地点でほぼ30℃を超えたため、同割れ米や白未熟粒による収量への影響が懸念されている。
集荷には検査員やJA職員など13人が対応。JA職員が事前に申し込みのあった生産者宅等へ集荷に向ったほか、生産者自らがトラックで持ち込んだ。
集められた米は、検査員が「穀刺し」を袋に刺してサンプル米を取り出し、品質や水分値を検査。集荷した1459袋すべてが1等に格付けされ、最高のスタートを切った。等級が決まった米には検査の証明印が押され、品種や等級ごとに倉庫に納められた。
また、目揃え会ではJA全農長野米穀課の担当者が県内で始まった検査の状況や検査するうえでの注意事項を説明。またサンプル用の米を用意し、品質を確認した。
今年は上伊那管内で25万5000俵の受け入れを見込んでいる。

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