JAあづみ三郷支所共済普及課の宮島右京さん（29）は、10月中旬から佐賀県で開催される第78回国民スポーツ大会（SAGA2024国スポ）の軟式野球競技に長野県代表として出場する。最速142キロのストレートと制球力を武器に、大舞台での活躍が期待される。
競技は、佐賀県内の6つの野球場で10月11日～14日の日程で開催。初戦は11日、東京都の代表チームと対戦する。宮島さんは中継ぎ登板が想定されることから、勤務後のトレーニングに加え、10月まで毎週日曜日に行われる強化練習や練習試合に励んでいる。
宮島さんは小学2年生から硬式野球を始めた。中学・高校・大学まで硬式野球を続け2018年4月に入組。同JA野球クラブに所属するとともに、社会人クラブチームにも所属している。入組当時の最高球速は130キロ台前半だったが、県代表選手との情報交換や動画配信サイト「YouTube」を活用した0習方法の実践などが奏功し、球速と制球力が向上。2年連続で県代表選手に選ばれた。
8月下旬に石川県で開かれた第45回北信越国民スポーツ大会では、敗者復活代表決定戦に先発登板。3回を見事無失点に抑える活躍で、国民スポーツ大会の出場権獲得に大きく貢献した。
宮島さんは「家族や職場のみなさん応援してくださる方々に感謝し、精一杯自分のピッチングをしてきたい」と意気込んだ。
宮澤英樹支所長は「JAとしても、支所としても国体選手を送り出すのは大変名誉なこと。ケガに気をつけ、長野県の為に精一杯腕を振ってきて欲しい」とエールを送った。