親子稲刈り交流会 自分たちが植えた稲を収穫

JA上伊那
稲刈りを楽しむ親子(長野県駒ケ根市で)
稲刈りを楽しむ親子(長野県駒ケ根市で)

JA上伊那と生活協同組合コープあいちは9月14日、駒ヶ根市の株式会社北の原ファームで親子稲刈り交流会を開いた。生協の組合員や職員、同社員、JA職員ら54人が参加。5月の交流会で植えた「コシヒカリ」を手作業で刈り取りながら農業に触れ、交流を深めた。
生協組合員に国消国産やJAとのつながりを感じてもらうのが目的。実際に産地を訪れ、農業体験することで米の良さやおいしさを実感してもらおうと、30年以上続けている。
同JAでは農薬と化学肥料の使用を通常より減らして栽培したコシヒカリを、生協独自の基準を満たした商品「栽培自慢」として出荷。コープあいちでは、JA上伊那の米や野菜に魅力を感じる組合員が「上伊那の会」として活動し、愛知県内の店舗で農産物のPRイベントなどの普及活動に取り組んでいる。
この日は、自分たちが植えた10アールを稲刈り。参加者は鎌から伝わる感覚を楽しみながら稲を刈り、親子で協力して刈り取った稲を束ねた。
参加した児童は「昨年も体験して2回目だったから、上手にできた。楽しかった」と笑顔を見せた。
同社の小澤章二社長は「鎌での稲刈りは難しいが、楽しそうに作業してもらえてよかった。農家の大変さを感じてもらい、おいしいお米をみんなで食べてもらえればうれしい」と期待した。
稲刈りで汗を流した後には、同社の米で作った塩おにぎりや上伊那産の野菜をふんだんに使った豚汁がふるまわれ、参加者は上伊那産の農産物を味わいながら交流を深めた。

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