JAあづみ2024フォトコンテスト審査会 金賞に青栁和弘さん(=安曇野市三郷)

JAあづみ
作品を審査する宮澤清組合長(右)と審査員ら(安曇野市豊科)
作品を審査する宮澤清組合長(右)と審査員ら(安曇野市豊科)

JAあづみは19日、安曇野スイス村サンモリッツで~創立60周年記念事業~JAあづみ2024フォトコンテストの審査会を開いた。1994年から始まり31回目。厳正な審査の結果、最高位の金賞には青栁和弘さんの「こびえ取り」が輝いた。
同JAでは、「国消国産」と「安曇野の伝統や文化を守り次代に繋ぐ」をコンセプトに2025年度の創立60周年まで、多岐に渡る記念事業を展開している。同コンテストもその一環で、「管内の農作業風景や安曇野に息づく伝統(文化・食・工芸・祭りなど)」にスポットをあてたJAらしい写真を募集したところ、組合員をはじめ管内外のアマチュアカメラマンから75点の応募があった。
審査会では、写真家や映画監督、関連団体などの外部審査員とJA役職員合わせて15人の審査員が色彩の美しさや写真から溢れる表現力などを採点し、金賞のほか佳作まで20点を選出しました。
金賞には青栁さんの「こびえ取り」を選出。児童が機械を使わない昔ながらの手法で米作りに取り組む田んぼで、イネ科の多年草「こびえ」を手で除去する姿を納めた作品。子供たちの生き生きとした表情や溢れる躍動感、農作業に携わる意義の大切さを伝えようとする点が評価されました。
受賞した青栁さんは「金賞をいただけたことに大変驚いている。写真の構図や撮り方などを少しずつ勉強し、安曇野ならではの写真を撮り続けたい」と意気込みました。
写真家の小口和利さんは「安曇野が世界に誇る美しい風景を築く『農』や後世に残すべき『食』の大切さを切り取った作品の応募が多く、とても選びがいのあるコンテストだった」と講評した。
金賞のほか、入選した作品は同JAの2025年度のオリジナルカレンダーやホームページなどで使用する。

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