JA佐久浅間は2021年に発足した長期ビジョンで「ぶどうプロジェクト」を立ち上げ新規栽培者を指導。発足から3年が経過し、今年から本格的な出荷を迎える。本年は一部凍霜害の被害の影響で新梢の枯死や干ばつの影響で粒は小ぶりだが糖度の上昇は良好となっている。
9月12日、実証圃で開いた適期収穫説明会には生産者や市場、JA関係者ら30人が参加し、生育状況や収穫の目安、出荷資材、収穫後の樹木の管理など説明した。
JA花卉果樹振興センターの森田信一郎審議役は「高温続きで昨年より成熟が早まっている。枝や果房、主軸の付け根が茶色になり始めると収穫時期。カラーチャートでの判定や糖度を確認し収穫してほしい」と呼びかけた。
R&Cながの青果の担当者は「形や糖度などを統一し、佐久浅間ブランドとして目を合わせ生産量を増やしてほしい」と激励した。
講習会終了後には中佐都共選所で目揃え会を開催。出荷規格と荷造り方法を確認した。