JAあづみは11日、安曇野市三郷のJA小倉選果所で梨の中生種「豊水」を初選果した。12日には、選果した355ケース(1ケース=10キロ)を関西や県内、九州方面の市場に初出荷。2024年産は、前年対比91%増の10380ケース(1ケース=10キロ)の出荷を計画している。
営農経済事業部果実課によると春先の凍霜害もなく豊作傾向。玉肥大は例年並みだが、天候に恵まれ食味良好だ。
選果前に開いた目揃い会では、営農経済事業部果実課の小林鷹文営農指導員が選果スタッフに形状、色、キズなどによる見分け方を伝えた。選果スタッフは1つ1つ手に取って熟度や傷の有無などを確認。機械センサーが大きさを判定して、秀、優の2等級に分けて箱詰めした。
同課の中村洋一課長は「気温が高い事は梨の販売にとって大事な要因の一つ。販売時期を逃さず生産者の手取りに繋げたい」と強調した。