生産環境の調査で安全安心生産確保を

JAグリーン長野
生育室内を確認する検査員
生育室内を確認する検査員

JAグリーン長野営農販売部は9月10日・11日、ぶなしめじ部会5人の生産工場巡回を行った。本格需要期を前に施設設備の点検を行い、異物混入や労働災害の防止をはかり安全・安心な生産活動・安定出荷につなげる目的。JA販売課のキノコ担当職員とJA全農長野職員が検査員を務め、「きのこ衛生管理異物混入防止対策チェック表」「きのこ栽培・包装施設におけるガラス類破損防止対策チェック表」に基づいて施設内を検査した。
長野市青木島の宮崎きのこ園では、検査員2人が包装室、生育室、培養室を巡り、整理・整頓・清掃状況や、ガラス類破損防止対策として飛散防止フィルムが貼られているかなどを確認。3段階の評価基準「A:実施している」「B:改善が必要」「C:実施していない」のうち、全ての項目で「A」を付した。このなか、経年劣化による設置機械の落下などが心配されたため、使用頻度のない・低い機械の撤去を指導。また、県下において劣化したコンテナ破片の混入事例があったことなど情報共有し、古いコンテナの更新を促した。事業主の宮崎貞幸さんは「清掃などは気が付くたびにやっているが、自分だけでやるのではなく、できる限りパートさんにも共有し、やっていく」と話した。
JAでは、改善点については早急な対策を促すとともに、再点検を行って、安全・安心な生産につなげていきたい考えだ。

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