JAあづみは8日、安曇野市三郷のリンゴ農家・帯刀洋亮さんの圃場で農業体験講座「あぐりキッズスクール(果樹コース)」を開いた。5月の摘果作業以来となる今回は22家族49名が参加し、葉摘み作業とシール貼りを体験した。
園主の帯刀さんは「霜に当たらず台風の影響もなく、昨年よりも大きくて順調に生育している」と笑顔で話し、葉摘み作業などのポイントをアドバイスしていた。参加者は「どのリンゴにしようかな」と家族で話し合い、1枚1枚葉っぱを丁寧に取ってから、しわにならないように注意しながらシールを貼っていた。中には肩車をして貼り付けている参加者もいた。
リンゴの品種は「シナノスイート」で果実の大きさは8cm程まで大きくなっていた。縦5cm、横6cmの透明シールに黒色の油性マジックで思い思いのイラストや文字を描き、葉摘後のリンゴの表面を綺麗にふき取った後、貼り付けた。イラストなどの周りが太陽の光を浴びて赤く色づき、10月には自分だけのオリジナルリンゴが出来上がる。
初めて参加したという上條彩さん(9)親子は「シール貼りがとても楽しかった。2人で考えてきたデザインがとうなるのか次回が楽しみ」と満面の笑みで話した。
営農経済事業部農業企画課の原一道主任は「台風が心配だったが、無事に今日を迎えられた。次回は10月上旬に収穫する予定なので、楽しみにしていて欲しい」と話した。