県外から援農ボランティア「快汗!猫の手援農隊」/白馬村でミニトマト収穫

JA大北
農家とともにミニトマトの収穫作業する参加者
農家とともにミニトマトの収穫作業する参加者

JA大北は、8月23日から25日にかけて、白馬村北城のJA北部育苗センターでミニトマトの収穫を行う(一社)農協観光協会主催の「猫の手援農隊」を受け入れた。この取り組みは、都市住民が過疎化や高齢化が進む農山村で農作業を支援し、農業への理解を深めることを目的としている。東京、埼玉、茨城、岐阜から集まった10人の参加者が3班に分かれ、地元農家とともにミニトマトの収穫や選果作業を手伝った。
参加者たちは、収穫方法の説明を受けた後、イタリア品種「リトルジェム」のミニトマトを丁寧に収穫。収穫作業の合間には、農家から栽培方法や品種の特徴についての説明を受け、農業への理解を深めた。
また、同JA女性部が提供した地元産のお米を使った料理も、参加者たちに大好評だった。こしょう味噌焼きおにぎりやキュウリの一本漬けなど、地元の食材をふんだんに使った料理が並び、参加者たちはその美味しさに舌鼓を打った。
さらに、地元農家との交流も深まり、農作業の合間には農家の方々と談笑しながら、農業の現状や課題について意見交換を行った。参加者の一人、ポーリー愛葉さん(32)は「収穫時にへたを残す手法を知り、市場での高評価の理由がわかりました」と感想を述べた。受け入れ農家の松沢正猛さん(74)は「消費者に直接魅力を伝えてもらえることが励みになる」と話し、同JA観光課の古池敦センター長は「今後も生産者の労力を軽減し、理解を深めてもらいたい」と期待を寄せた。

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