JA佐久浅間は本格的な米の収穫を前に8月20・23・26日、管内4会場で籾摺調製技術者講習会を開き176人が参加した。講習会では、長野米の自主統一規格や乾燥調製技術などを学んだ。
26日、小諸市のベルウィンこもろで開いた講習会には49人が参加。JA担当者が米穀情勢や佐久浅間独自規格、仕分検査について説明したほか、佐久農業農村支援センターの渡辺裕一普及指導員が、適期収穫と乾燥調製技術について説明した。「佐久地域は冷涼なので、刈り遅れても胴割れしないと言われていたのは過去のこと。温暖化が進行しているので適期収穫を徹底してほしい」と呼び掛けた。佐久地域では20年前と比べて平均気温が1℃以上、上昇している。
佐久農業農村支援センターの予測によると、標高700メートルで5月20日に田植えをしたコシヒカリの成熟期は、9月18日を目安とし、刈取り適期は、9月13日から23日としているが、高温で経過した場合は更に早まる見込みだ。
同JAでは今年度、15万俵(1俵60キロ)の集荷を予定している。