JAみなみ信州では地域の小中学生の職場体験を受け入れている。様々な部署での業務を体験してもらうことで、将来を考える生徒たちに組合員や地域のくらしを支えるJAの役割や魅力を伝えている。8月21日から3日間、同JA上郷支所で飯田市立高陵中学校の生徒2人が職場体験を行った。2年生の黒河内芽衣さんは3日間の体験を振り返り「普段はできないことを体験でき、特に金融窓口での対応が印象に残った。JAは地域の役に立つ仕事をたくさんしていることを知り、今までよりJAを身近に感じた」と感想を話した。
生徒らは3日間で金融、共済、営農と幅広い業務体験を行った。初日の21日には同JAの委託店舗JAパーク高松店で直売部員の指導で陳列作業や陳列台の整頓などを体験。金融部門では紙幣の数え方を学び、実際に窓口に立って職員と一緒に通帳や現金の受け渡しを行った。生徒らは緊張しながらも指示を真剣に聞き、熱心に業務に取り組んだ。
同支所の木下雅夫支所長は「この職場体験を通してJAの魅力や仕事に対するやりがいを少しでも感じてもらいたい。体験したこと、感じたことが生徒たちの心に残り、将来この地域を一緒に盛り上げる人材となってくれたらうれしい」と話した。