親子で調理を楽しみながら「地産地消」を学ぶ

JAみなみ信州
地元の食材を使った調理を楽しむ参加者
地元の食材を使った調理を楽しむ参加者

JAみなみ信州が行う女性大学は6日、飯田市の同JA本所で「夏休み親子料理教室」を開いた。同大学はJAを拠り所に地域で活躍する女性の仲間づくりを目的に毎月1回の講座を行っている。今回は受講生とその子ども26人が参加し、親子で調理を楽しみながらJAをより身近に感じ食と農を考えるきっかけにしてほしいと企画した。食材は地元の夏野菜をたっぷり使い、南信州は生産者が丹精込めるたくさんの農畜産物があること、その食材をおいしく食べることが自身の健康や地域農業の応援につながる「地産地消」も学んだ。
この日は「家の光」や「ちゃぐりん」を参考にコロコロ夏野菜カレー、トマトと豆腐のかきたまスープ、簡単ドレッシングのサラダ、ブルーベリーミルクの4品を親子で協力して作った。子どもたちは慣れない手つきで包丁を握り、大人のサポートを受けながら真剣な表情で野菜を切り「じょうずにできた」と満足気な表情を見せた。
参加した池田章子さん(飯田市・43)「娘は普段家ではあまり調理することがないので私にとっても娘にとっても記憶にしっかりと残る貴重な体験になった。地元の野菜がたっぷりとれて大満足だった」と話し、また娘の絢音さん(9)は「カレーにオクラを入れたのがおもしろかった。ちょっと辛かったけどおいしかった」と親子の時間を楽しんだ。
試食後には「ちゃぐりん」を活用して牛乳を飲むことで熱中症予防になることなどを学んだ。同大学では今後4月まで毎月講座を行い、仲間と楽しみながら学び合っていく。

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