菅平小児童、スイートコーン販売

JA信州うえだ
スイートコーンを買い求める来店者
スイートコーンを買い求める来店者

上田市立菅平小学校の2年生と5・6年生の児童26人が、JA信州うえだ農産物直売所「新鮮市真田直売所」で自ら育てたトウモロコシ「スイートコーン」の販売に挑戦した。この取り組みは、地域の農業や自然との関わりを深めるための総合学習の一環である。
児童たちは特設売り場で、客の呼び込みや販売の役割を分担し、協力して活動した。トウモロコシは1本100円で販売され、用意した650本は見事に売り切れた。また、菅平高原にある土産店でも販売され、多くの人々にその味を楽しんでもらった。
菅平高原は、高原野菜の栽培やスキー、ラグビーなどのスポーツ合宿が盛んな地域である。この地域の特性を活かし、児童たちは全児童参加型の模擬会社「菅平ドリームワークス」を立ち上げ、トウモロコシの栽培から宣伝・販売活動までを通じて、主体的に活動する力を育んでいる。
販売を体験した2年生の児童は、「今回は2回目で、大きな声で呼び込みをするのが楽しかった」と話した。また、レジを担当した5年生は、「お金をもらう練習を何回もした。役割を交代しながら行っていて、全部売れてうれしかった」と達成感を感じている。
さらに、児童たちからは来年の目標として「白いトウモロコシを作りたい」という声が上がった。地元の農家を先生に迎え、土づくりや栽培方法を学年ごとに研究し、次のステップへと進んでいる。
このような活動を通じて、児童たちは自然や地域とのつながりを深め、将来の農業や地域振興に貢献できる人材へと成長していく。今後の彼らの挑戦に期待が寄せられる。

MENU