籾摺調製技術者講習会で技術学ぶ 適期収穫呼びかける

JAあづみ
多くの生産者が参加した講習会(安曇野市穂高)
多くの生産者が参加した講習会(安曇野市穂高)

JAあづみは20日から2日間、管内5会場で「籾摺調製技術者講習会」を開き、計490人が参加した。20日、安曇野市穂高の有明出張所で開いた講習会には、穂高地域の生産者やJA職員ら約150人が参加。米の消費動向や長野米の自主統一規格、乾燥調製技術などを確認したほか、生産者が持ち込んだ水分計をメーカー担当者が検定。合格した水分計に検定証シールを貼った。
JA管内で最も多く作付けされている「コシヒカリ」は、6月中旬以降の高温の影響により例年よりも生育が7日~10日ほど進んでいる。胴割れ米など高温障害が心配されるものの、作柄は良好。刈り遅れによる品質低下を防ぐため、適期収穫を呼び掛け、例年を上回る集荷を目指す。
松本農業農村支援センターの予測によると標高550メートルで5月15日に田植えをしたコシヒカリ(稚苗)の刈り取り開始日は、9月4日頃が目安だといい、早めの収穫準備と計画的な収穫作業が求められる。
営農経済事業部米穀課の西牧宏課長代理は「一等米比率全国1位を奪還できるよう適切な圃場管理と適期収穫をお願いしたい」と述べた。
24年は、生産者から約20万俵(1俵=60キロ)の集荷予約を受けており、9月6日頃には24年産米の初検査を行なう予定だ。

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