JA信州うえだ東部ぶどう部会は和第一ぶどう共撰所で、露地ブドウの出荷を開始した。品種はナガノパープルなど。今年は自然災害の影響がなく、順調に生育した。生育期間中の気温が高いため、成熟が早まり、昨年よりも2日早く出荷がスタートした。出荷前に糖度計で測定したところ、出荷基準は18度だが、19度以上の甘い仕上がりのものも多い。
同JAの営農技術員小木曽めぐみさんは、「今年は、気温がたかったため酸抜けが良く、美味しいぶどうが出荷されている。旬の味を大勢の皆さんに味わって欲しい」と話している。22日の出荷には、東部ぶどう部会からナガノパープルを中心に180ケースが出荷された。出荷されたブドウは、評価員が慎重に評価し、4等級に等級付けされて市場に出荷された。
出荷されたブドウは、地元市場の他、東京方面の市場にも出荷される。出荷担当者によると、「ナガノパープルは、ブルームがしっかりつき、炭のように黒く、つぶが大きくパンパンに張っているものが美味しい」とのことだ。