JA信州諏訪は2024年度、長野県中央会理事会で決定した「2024年度『国消国産』JAグループ統一運動」の一環として、当JA版の横断幕と看板幕を製作した。JAグループサポーターの林修先生の写真入りで、「子どもたちの食の未来のために国消国産を進めよう」とPR。横断幕は諏訪市の本所に掲示し、看板幕は9月7日のJA農業祭岡谷市会場を皮切りに各会場でお披露目する。10月16日の「国消国産一斉行動日」、10・11月の国消国産運動重点月間に向け、組織内外で意識向上・理解促進を図る。
今回の取組みは、事務局の管理部協同活動推進課が提案したもの。横断幕は横16.5メートル×縦1メートル。近隣幹線道路から見えるよう、本所2階ベランダにつる下げた。看板幕は横1.8メートル×縦1.35メートル。2024年新規事業の参加型農園「JA農園」をタイトルに加え、同時に宣伝する。農業祭終了後は、富士見町の「JA農園」入口に掲示する。
JAは国消国産運動として今年度、7月に家の光協会の子ども向け雑誌『ちゃぐりん』の連載企画で、タレントの小島よしおさんが富士見町のA・コープファーマーズ富士見店に来店。生産者直売コーナーに並ぶ地域ならではの加工品を取材してもらった。また、8月に管内全小学校・特別支援学校に『ちゃぐりん』8月号を30冊ずつ寄贈。子どもたちに農畜産物に興味をもってもらい、食と農の大切さを伝えている。
同課の菊池正士課長は「皆が日々国産を選んで食べることは子どもたちの食の未来につながる。積極的に取組みを広め、役職員の意識向上と組合員の理解促進、地域住民の意識醸成を図りたい」と話している。
小平淳組合長は「コストを踏まえた農畜産物価格の形成こそが農業者はもちろんのこと農村・JAそして地域が抱える諸課題を一掃できる突破口になるのだか」と看板を見上げながら語った。