JA上伊那は8月2日、箕輪町にあるJA上伊那果実選果場の開場式を現地で行った。今年は60人体制でリンゴや梨などの選果や出荷作業を12月中旬まで行う予定。開場式にはJAの西村篝組合長やJA果樹部会の役員、選果場の選果員ら30人が出席。選果計画を確認後、さっそくリンゴの選果を行った。
選果場では桃の早生品種など一部果実の選果や出荷が始まっているが、この日から本格稼働となった。前日となる8月1日にはリンゴの「夏あかり」と「シナノレッド」の選果がスタート。全体的に小玉傾向であるものの、着色の良いものが多い傾向となった。
開場式では2024年度の選果計画や諸注意などを確認。生産者が1年かけて丹精込めて栽培した果実を、細心の注意を払って扱うように徹底した。
開場式後にはリンゴの「夏あかり」や「シナノレッド」、桃の「あかつき」の選果を行った。選果員が1玉ずつ、着色や傷などを目視で確認。センサーで糖度や熟度などを測定した後、等階級ごとに箱詰めした。
開場式で同JAの西村組合長は「消費者が質の良いおいしい果実を食べられるかは、皆さんの手にかかっている。暑い中での作業となるが、体に気を付けて作業してほしい」と激励した。