水稲管理講習会/高温時の水管理について

JAながの
高温時の水管理について説明を聞く参加者
高温時の水管理について説明を聞く参加者

JAながのちくま営農経済センターは7月22・23日、水稲の高温障害米対策として暑い時期の水管理などをテーマとした講習会をちくま地区管内4会場で開催し、のべ74人が参加した。近年発生が増加している水稲の高温障害(等級比率低下)を軽減し、高温対策についての意識を高めていきたいと初めて開催した。
講習会では、営農技術員より高温による影響として、白未熟粒や胴割粒が多発し収量が減少することなど発生メカニズム、その対策として出穂前25日頃からの深水、出穂期以降10~14日間程度のかけ流し、落水後の走り水など水管理や追肥の時期について詳しく説明した。そのほか、収穫後の雑草処理や斑点米被害を引き起こすカメムシの防除について、雑草管理の徹底と薬剤防除をして被害の軽減に取り組むことを呼びかけ、米の品質と収量向上を目指していくことを確認した。ちくま営農経済センターの技術員は「高温が予想される中、水管理を通して高品質な米の生産に役立ててもらいたい」と話した。

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