JA上伊那生活部会と長野県農村生活マイスター上伊那支部は8月1日、伊那市のJA上伊那本所で初めて合同の研修会を開いた。同部会の本部役員やマイスターに認定されている女性農業者など約70人が参加。農業にちなんだ映画を鑑賞後、意見交換し情報共有を図った。
研修会はマイスターより提案があり、農村地帯における女性が自らの力を発揮し、より良い地域社会作りに貢献するため、マイスターと同部会が互いに情報共有、意見交換で、新たな発見や取り組みのきっかけとなるとして賛同し実現した。
映画は自然と向き合い作物を熟知する農業従事者の人々にスポットを当てたドキュメンタリー映画で第38回農業ジャーナリスト賞受賞作品の「百姓の百の声」を鑑賞。意見交換ではグループに分かれ、映画の感想や活動のやりがい、これまで取り組んできた活動など、ざっくばらんに話し合った。参加者からは「『農業は楽しい』ということを伝えていきたい」、「子どもたちに収穫の喜びを体験してもらうようなことをJAとマイスターが協力できないか」など活発な情報共有が行われた。
同部会の沖山芳江副部会長は「農業の話を聞いて夫に教えたいことばかり。私も任せっきりにするのではなく、いっしょに農業をやっていきたい」と話した。