JAあづみ女性部は7月30日から2日間、2024年度女性部理事・食育委員会視察旅行を開いた。部員やJA職員ら約20人が参加。
JA大北女性部との交流会のほか、大手飲料メーカーの工場見学などを通じて、部員やJA間の親睦を深めた。視察旅行は、組織のリーダーとしての意識と知識の向上を図り、部員間の交流を通じて女性組織の更なる活性化を目指し、毎年実施している。
初日はJA大北の本所で女性部との交流会を開いた。午前は混合チームに分かれスポーツ吹き矢で得点を競い、午後は意見交換をした。
意見交換では、それぞれの組織が抱える課題や悩みなどを話し合った。共通した意見として「若い世代の加入がないこと」「部員の脱退が増えていること」が挙げられた。ほかにも、好評だった企画や活動、加入を続ける理由などを発表し、忌憚のない意見交換の場となった。
JA大北の降旗貞子女性部長は「女性部での活動をどのように日常に落とし込んでいるかなど、たいへん貴重な話が聞けた。この先も交流を続けたい」と意気込んだ。
2日目は天然水の製造工場など見学。シアタールームや天然水ができるまでの過程を体感できる展示のほか、展望台テラスからペットボトルのラベルにも描かれている餓鬼岳を含めた北アルプスの山々を眺めて記念撮影。JA大北の農産物直売所「ええっこの里」では、野菜や果物など地場産の農産物の買い物を楽しんだ。
矢口美智子部長は「部員同士の親睦や交流を深める機会となった。交流会では、同じような悩みを共有し、学ぶことが多かった。今後も交流を続けて、JA間の連携を強化していきたい」と話した。