採れたて農産物に舌鼓 「ふれあい農園」夏の収穫交流会開催

JAあづみ
農産物を収穫する参加たち(安曇野市堀金)
農産物を収穫する参加たち(安曇野市堀金)

JAあづみ青壮年部や同JA女性部、同JA農政協議会、コープながのらが協力して運営する「ふれあい農園」は3日、夏の収穫交流会を開いた。同部員やJA職員、コープながの組合員家族など約50人が参加。畑で採れた農産物を味わい、収穫の喜びを分かち合った。
「ふれあい農園」は、生産者と消費者がお互いの立場を越えて交流を図ることを目的に始まり、30周年の節目の年を迎えた。この日は、安曇野市堀金にある同園に集まり、5月から栽培管理してきたナスやズッキーニ、ミニトマト、スイカなど約10種類の農産物を収穫。その後、同市堀金烏川にあるキャンプ場に移動し、採れたての野菜やAコープの豚肉などのほか、早朝5時から準備していた46キロの豚の丸焼きを味わった。農園で採れた野菜以外は同JA女性部員が持ち寄り、下処理をして提供した。
娘夫婦と参加した松本市寿中の縣隆雄さん(58)は「立派に育った農産物に感謝したい」とし、ふれあい農園を「種まきから収穫するまでの間、農家さんと交流できる機会は滅多にない。貴重な体験を娘夫婦や孫の3世代で味わいたい」と話した。
矢口美智子女性部長は「春先から野菜の植え付け、管理、収穫までお疲れ様でした。こうして収穫祭を開けたことが嬉しい」と述べ、百瀬謙斗副部長は「引き続き、収穫して食べる楽しさを伝えていきたい」と話した。
内田信一代表理事専務理事は「農作業体験を通じ、自然と深い関わりのなかで新鮮で安心・安全な農産物ができるという大きな魅力を発見していただきたい」と呼び掛けた。

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