稲倉の棚田で豊作祈願 地域住民が参加した「ししおどし祭」

JA信州うえだ
「ししおどし祭」の参加者
「ししおどし祭」の参加者

令和6年8月10日、上田市にある稲倉の棚田で「ししおどし祭」が開催された。稲倉の棚田保全委員会が主催し、地元住民を中心に約250人が参加した。この祭りの目的は、稲刈りを間近に控えた時期に、有害鳥獣の被害防止と五穀豊穣を祈ることである。
事前に火が灯された空きペットボトルを利用した灯ろうは、畔に並べられていた。参加者たちは松明を手に「しし神よ、帰りませ。田の神よ、守りませ」と唱えながら棚田を練り歩き、豊作を祈願した。久保田良和会長は、天気にも恵まれ、大勢の皆さんにご参加いただき、大変有意義な祭りとなったと語った。今年は全国棚田サミットがここ上田で開催されることもあり、この機会にこの祭りがさらに盛り上がるよう、保全活動に尽力していきたいと話した。
また、JA信州うえだ上田東支所では、職員が年間を通じて畦草刈りなどの活動で協力している。

MENU