JA松本ハイランドりんご部会は8月5日、管内2カ所の会場で早生りんご「シナノリップ」の出荷規格目揃会を開いた。松本市の果実共選所には部会員約50人が出席し、出荷最盛期にむけて出荷規格や荷造りの注意点を確認した。
目揃会では営農指導員が規格ごとに分けた見本や参考写真を示しながら大きさや着色など全12項目のポイントを説明。今後も厳しい暑さが続き一気に着色することや着色せずに過熟となる果実が出ることが予想されるため、5日おきには一つひとつ丁寧に見分けながら収穫し、出荷時期を逃さないことに加えて熱中症への注意喚起を行った。また高温により、りんごが消費者に届く前に食べ頃が過ぎないよう、やや早い段階で収穫するように呼びかけた。
同JA今井支所果実共選所果実指導員の三澤優考査役は「夏場の高温でりんごの日焼けが心配されたが、生産者の努力により、いいりんごに仕上がっている。糖度も高く、とてもおいしく仕上がっているので、消費者のみなさまにぜひ味わってほしい」と話した。
今年は8日より出荷がスタートし、8月末まで地元量販店や東京、大阪、九州などへ出荷する。1週間後からは「つがる」の出荷が始まる予定だ。予定数量はシナノリップで3,760ケース(1ケース10kg)りんご全体で414,170ケースを計画する。