富士見町のJA信州諏訪富士見町中央支所は5月10日~6月4日、同町の保育園5カ所で花育活動を行った。牛山洋一郎統括所長ら同支所職員が園を訪問。延べ163人の園児とともに、「たねダンゴ」をつくり、プランターや花壇に植えた。開花まで皆で生長を見守る。「たねダンゴ」は(公社)日本家庭園芸普及協会の登録商標で、花の種を付けた泥だんごのこと。一つのだんごから複数の芽が出て、花束のように花を咲かせる。
JAでは2021年から、JAファームの園芸担当職員からの紹介で地元保育園での「たねダンゴ」づくりを行っている。同町では昨年に続き、2年目となる。
園児は、土と水を混ぜて泥ダンゴをつくり、スモールひまわり・千日紅・ポンポン百日草などの花の種を5粒つけた。プランターや花壇に植え、軽く土をかぶせた後、たっぷりと潅水した。
西山保育園では17日、年中・年長の園児39人が参加した。
年長の女の子は「おだんごづくりがとても楽しかった。花が咲くように毎日水をあげたい」と話した。
本郷保育園では22日、年中・年長の園児41人が参加した。
年長の男の子は「昨年より上手におだんごをまるめて種を付けられた。いろんな色の花が咲いてほしい」と話した。
牛山統括所長は「子どもたちに楽しく土に触れる経験をしてもらえてよかった。大切に育て、たねダンゴから花が咲くようすを見守ってもらえればうれしい」と話していた。