グリーン長野と中野市がタッグを組んで合同トップセールス

JAグリーン長野
両JA組合長と東京シティ青果社長(中)が「連携」を確認
両JA組合長と東京シティ青果社長(中)が「連携」を確認

JAグリーン長野とJA中野市は8月3日、東京都豊洲市場の東京シティ青果(株)で、「合同トップセールス」を開いた。中野市 望月隆組合長の「同じモモを作るJAとして、タッグを組み、一緒に良いところを紹介しよう」との発案で、初開催したもの。グリーン長野から栗林和洋組合長と営農販売部職員が、中野市から望月組合長と営農部職員が出席。仲卸や小売店など市場関係者に北信の夏果実をPRした。
会場は、市場内の同社City Fresh Labo前。グリーン長野からモモ「川中島白鳳」とプルーン、中野市からはモモ「あかつき」、ブドウ「シャインマスカット」「ナガノパープル」「クイーンルージュ®」、プラムを展示。会場を訪れる市場関係者らに組合長やJA職員が品種の特徴や産地情勢を説明した。
両組合長がそれぞれあいさつ。栗林組合長は「ぜひ市場の皆さんにもモモを食べていただき、農家が精魂込めて栽培したモモであることなど農家の思いも含めて、消費者のみなさんに伝えながら販売してもらいたい」と要請。望月組合長は「グリーン長野と中野市でタッグを組みながらみなさんにおいしい果実を届けることをお約束するとともに、ぜひ食べていただき、それぞれのお客様にご提案をいただきたい」と話した。
あいさつ後、先着200人に、グリーン長野の「川中島白鳳」・中野市の「あかつき」をセットにしたモモ2個入れを配布。市場関係者らが殺到し、5分かからず配布が終了。仲卸の男性は「自分も長野のモモが好きで、長野県のモモを指定するお客さんも多いので、ぜひおいしいモモを届けてもらって、お客さんに提案していきたい」と話した。
トップセールスを前に、同社森竜哉代表取締役社長と両JA役職員、JA全農長野が懇談会を開催。北信で65万2千ケース(1ケース=5kg)の出荷を計画し、2日現在の出荷進捗は約2割と、順調に来ていることを全農長野担当が報告。東京シティ青果担当は、「来週に向けて長野産のモモの注文を頂いているので、そこに向かって販売をしていきたい」と意気込んだ。
両JAでは、夏果実を皮切りに、ブドウ、リンゴと産地間リレーをしながら長野県産果実の販売拡大に取り組んでいきたい考えだ。

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