大阪の市場で初の“モモ”トップセールス

JAグリーン長野
力を込めてPRする安藤常務
力を込めてPRする安藤常務

JAグリーン長野は8月2日、大阪府大阪市の大阪市中央卸売市場にある大阪中央青果(株)で、夏果実の「トップセールス」を行った。大阪では初の取り組み。安藤猛常務と営農販売部職員が訪問し、仲卸業者など市場関係者に「グリーン長野ブランド」のPRと取扱拡大を要請した。
同社セリ場前に特設ステージを設け、モモ「あかつき」「川中島白鳳」、プルーン、ネクタリンを展示。ステージでは安藤常務が、モモについて「今年は量があり、色も味も最高。市場のみなさんもぜひ味わって、グリーン長野のモモを愛してほしい」と要請した。また、来場者に川中島白鳳を1個ずつ、先着200人に配布。受け取った仲卸の男性は「グリーン長野のモモは大阪人にも知られて期待されとる。味も良いとのことで提案していきたい」と話した。
トップセールス後に、同社中島啓太代表取締役社長と片山博信専務取締役と、懇談会を開催。安藤常務とJA全農長野が産地情勢などを報告。市場からは、大阪における市場や消費動向などが報告された。中島社長は「これを機に、良い循環に入れるように、我々も良い販売をしていきたい」と話し、産地に対し期待を寄せるとともに出荷量増大を要請した。
同JAはモモの出荷先のうち3割を関西の市場へと届けている。同社をはじめ、関西市場を重点取引先として、トップセールスによるPRを行い市場関係者に思いを伝え、精力的な出荷による販売単価の向上と、これによる生産者手取りの向上につなげていきたい考えだ。

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