グリーン長野花き部会リンドウ専門部で8月上旬、「リンドウ」の出荷が最盛期を迎えた。今年は、専門部所属で長野市大岡地区の生産者6人が栽培。同JA新田集荷所でJA従業員が選別機を使って選別・荷造り作業を行う。昨年より2日早い7月24日から出荷が始まり、週3回、選別出荷を行っている。
最盛期を迎えた8月5日には早生種「スカイブルーしなの」を中心に「ホワイトベル」もあわせ、6,000本を選別。従業員が、草姿の曲がりや枯れがないかや、花の段数や草丈など品質を見ながら、機械に乗せ、等級に分けられたものを10本1束にまとめた。
毎年選別を担当している従業員によると、「今年は特に色が鮮やかで、全体的に品質が良い」と話す。JA営農技術員によると、JA管内でも標高が高くリンドウの栽培環境に適しているうえベテランの生産者が多いこと、また、日中の温度は高いものの、朝晩の気温は下がり、昨年に比べて生育期に適宜降雨もあったことが品質向上につながっているという。盆に向け市場からの出荷要請も高まる中、JAでは8月上旬を1回目のピークに、品種をリレーしながら9月下旬の彼岸まで出荷を進める予定。中京・関西方面の市場に約5万本の出荷を計画している。