JAみなみ信州は1日、松川町の同JA松川インター選果場で晩生桃「川中島白桃」の出荷を開始した。この日は高森町の生産者から約110kgの桃が集まり、選果員10人がひとつひとつ丁寧に選果し、関西の市場へ出荷した。
川中島白桃はしっかりした果肉で食味が良く人気がある品種で、市場からも好まれる桃。同JA営農部によると、今年は梅雨明け後の天候に恵まれ玉伸びも良く、日照時間が十分に確保できたことから糖度が高く、大きくて甘い桃に仕上がっている。今年度の川中島白桃の出荷を22トン(前年比92.1%)と見込み、8月10日頃をピークに8月22日頃まで出荷が続く。
同部果実柿課の丸山大樹技術員は「糖度が高く食味が良いおいしい桃に仕上がっている。生産者が丹精込めた南信州の桃をぜひ多くの皆さんに楽しんでもらいたい」と話した。
同部販売課の松重恵佑主任は「気象条件や生産経費の高止まりなど厳しい状況が続いているが、生産者の皆さんの栽培努力に応えられるようしっかりと販売していく」と話した。
果実リレーが続く同選果場では8月2日からリンゴの選果を始め、今後共選桃アンカーの黄金桃や梨の選果も近日始まる予定。