JA佐久浅間管内で、桃の出荷が最盛期を迎える。7月8日から始まり、お盆をピークに9月上旬まで出荷する。今年は低温や降ひょう被害にあったが、糖度と食味も順調に仕上がっている。JAは、今後出荷が始まる品種も含めて、今年度は管内や、中京、関西方面に5万ケース(1ケース5キロ)の桃の販売を見込んでいる。
選果所では生産者が収穫した桃を光センサーで色や熟度、糖度を測定し選果。傷が付かないように丁寧に手作業で箱詰めを行っている。JAは、標高が高く湿気が少なくて清涼な内陸性気候と、適度な降水量で果実栽培に適した条件を生かし、主に小諸市や佐久市、立科町で桃を栽培。早生種の「日川白鳳」を皮切りに、8月上旬には中生種の「あかつき」がピークを迎え、8月下旬から晩生種「川中島白桃」などを出荷する。
JA営農経済部野菜園芸課の宮澤武志課長代理は「低温や降ひょうの被害を受けてしまったが、生育状況をしっかりと見極め、適期収穫を呼び掛け、食味の良い桃を出荷したい」と話している。