桃のトップシーズンを迎えた松川町のJAみなみ信州農産物直売所もなりんには、県内外から多くの来店客が訪れている。もなりんは同JA松川インター選果場のすぐ近くにあり、選果場から直送される格外品が人気。週末の27日には開店前からおよそ100人ほどが並び旬の桃を買い求めた。
先頭に並んだ橋爪盛さん(59)と妻の佐織さん(58)は名古屋市から訪れ開店1時間半前から並んだ。「3~4年前から毎年もなりんに通っている。ここの桃は外れがなくおいしい。桃、梨、ぶどう、りんごと時期ごとに買い物にくるのが夫婦の楽しみ。今年のくだものシーズンも楽しみたい」と笑顔で話した。
同直売所の松澤健史所長は「朝早くから南信州の桃を求めて多くのお客様にご来店いただきうれしい。くだものシーズンは始まったばかり。今シーズンも新鮮なくだものをたくさんご用意してお待ちしています。南信州のおいしいくだものを楽しんでもらいたい」と話した。
同JAの桃は直売所や同JA農産物総合DMセンターによるカタログ販売やオンラインストア、ふるさと納税返礼品でも人気があり、直販事業を強化し生産者の手取り向上に取り組んでいる。